スヌーズレン室の紹介
2022.12.15
スヌーズレン室の紹介
スヌーズレンの器具が揃ってきており、利用者様にスヌーズレン室で過ごして頂く機会も増えてきています。
この機会に「スヌーズレン」の理念と活動をご紹介させて頂こうと思います。
~スヌーズレンの紹介~
スヌーズレン(Snoezelen)は1970年代のオランダで生まれた理念であり活動です。「スヌーズレン」とは2つのオランダ語、スニッフレン(Snuffelen:クンクンと匂いをかぐ)とドゥーズレン(Doezelen:ウトウトしてくつろぐ)からなる造語であり、もともとは重度の知的障害をもつ人々のリラクセーション活動として考えられたものです。
現在では世界中の国々へ広がり、対象も知的障害をもつ人々だけでなく、重症心身障害児・者の方々や認知症をもつ高齢者の方々へも広がっています。さらにヨーロッパでは「子どもの成長には様々な感覚刺激が必要だから、そして何よりも楽しいから」というシンプルな理由で幼稚園などでも導入されています。
スヌーズレンの中で利用者様は、光・音・匂い・振動・温度・さまざまな触感の素材など、やさしい感覚を組み合わせた部屋の中で安心感と安らぎに包まれながら感覚に直接訴える刺激を楽しみ、介助者は利用者様の自発性やペースを尊重しながら体験を共有することを楽しみます。
当センターのスヌーズレン室も、利用者の皆様と介助者が一緒に過ごし、安心して楽しめる場所として提供させて頂きます。